高校生の「スマ勉」向き勉強アプリ、
目的別おすすめを紹介!
高校生がタブレットやスマートフォンで学習する「スマ勉」時に役立てているのが、勉強アプリです。勉強アプリのメリットは通学中などいわゆるスキマ時間を利用して学習できるところにあり、さまざまな学習目的で多くの勉強アプリが開発されています。
高校生向け勉強アプリを提供するスタディプラス株式会社は、2022年5月に「大学受験期におけるスマホの利用状況」に関するアンケートを実施。この調査からは、受験勉強のために勉強アプリを含めてスマホを活用した割合が、93.9%という結果がもたらされました。実に、大学受験を目指す高校生のほぼ100%が、スマホを活用した「スマ勉」の経験者ということになります。
この記事では、教師からもおすすめできる高校生の「スマ勉」を支援する勉強アプリを、目的別に紹介します。最後には、世界200か国で利用されているクイズ形式の勉強アプリ「Kahoot!」についても紹介します。
高校生が勉強アプリで「スマ勉」するメリット
ここからは、高校生が勉強アプリを使った「スマ勉」の調査結果と、そのメリットを紹介します。
高校生が受験に勉強アプリを活用する割合は?
高校生向け勉強アプリ「Studyplus(スタディプラス)」を提供するスタディプラス株式会社は、2022年5月に「大学受験期におけるスマホの利用状況」に関するアンケートを行いました。
この調査からは、次のようなことがわかりました。
「受験勉強のツールのひとつとして、何かしらスマホを活用していましたか?」という問いに対しては、93.3%の生徒が活用していたと回答。
「具体的にどんなことに利用していましたか?」という問いについては、「学習時間の管理」(88.8%)、「わからないことのネット検索」(67.7%)、「映像授業の閲覧」(45.7%)に続き、「TwitterなどSNSを活用した勉強」(35.9%)という注目すべきユニークな回答もありました。
この調査からは、高校生が勉強アプリを使うことは、ほぼ当たり前になっていることがわかります。
高校生が勉強アプリを活用するメリット
高校生が勉強アプリを使って学習するスタイルは、タブレットやスマホにインストールして活用するところから「スマ勉」とも言われます。
スマ勉には、次のようなメリットがあります。
- スキマ時間に取り組むことができる
- 繰り返し学ぶことができる
- テキスト以外の動的コンテンツが充実している
- 自分のペースで学習できる
- わからないことはすぐにネットで調べることができる
勉強アプリの大きなメリットは、空いている時間にいつでもスマホを取り出して勉強できることです。 英語の発音など繰り返し学習が効果的な教科にも最適です。
またテキスト以外の動画やアニメコンテンツも充実しているので、文字情報だけでは理解しにくい問題も視覚的に理解することが可能です。
どの教科も、自分のペースで学習できるのです。
高校生の勉強アプリ【学びを共有する】
ここからは、友達と一緒に勉強しながらモチベーションを高めたい高校生向けに、おすすめの勉強アプリを紹介します。
study plus:国内最大級の勉強アプリ
「Studyplus(スタディプラス)」は、国内最大級の学習管理アプリです。勉強時間や勉強量など、教材別に勉強内容を記録できるほか、タイムラインの「達成目標」では、同じ目標を持った勉強仲間と勉強記録を共有することができます。
- 対応OS:
Android、iOS - 価格: 無料(アプリ内課金あり)
- 対象年齢: 全ユーザー
- ランキング: Apple「教育」内8位
studyCast:オンライン自習室で一緒に学ぶ
「studyCast(スタディキャスト/スタキャス)」は、オンライン上の自習室があり、入室するだけで一緒に学習する仲間が見つかる勉強アプリです。同じ学年や志望校の仲間と一緒に、効果的に学習ができます。
- 対応OS:
Android、iOS - 価格: 無料(アプリ内課金あり)
- 対象年齢: 12歳以上
Clearnote:30万冊のノートでテスト対策
「Clearnote(クリアノート)」は、アジア圏最大級の規模を誇る勉強ノートの共有プラットフォームです。30万冊を超える中・高校生・大学生のノートが共有されているため、自分と同じ教科書を使っているノートを見つけて予習や復習、テスト対策ができます。
- 対応OS:
Android、iOS - 価格: 無料(アプリ内課金あり)
- 対象年齢: 3歳以上
高校生の勉強アプリ【学びの見える化】
ここからは、学習状況が視覚化され、勉強のモチベーションが高める勉強アプリを紹介します。
study Score:模試の結果を見える化
「StudyScore(スタディスコア)」は、中間/期末テストや全国模試の結果が見える化できる勉強アプリです。 試験結果を試験ごとに管理できるだけでなく、科目ごとの点数の推移もわかるため、得意不得意な科目と傾向がひと目で分かります。
- 対応OS:
iOS - 価格: 無料(アプリ内課金あり)
- 対象年齢: 4歳以上
Stuguin:学習時間を計測
「Stuguin(スタグイン)」は、学習時間を計測できる勉強アプリです。勉強時間と勉強した科目、学習内容がグラフになり、勉強の成果を可視化できるのです。現役女子高生が開発したことでも話題になったこのアプリは、「スマホ触っちゃう問題」を解決するアプリとして注目されています。
- 対応OS:
iOS - 価格: 無料
- 対象年齢: 4歳以上
高校生の勉強アプリ【暗記する・繰り返し学ぶ】
ここからは、暗記学習など、テスト勉強のパートナーとして使える勉強アプリを紹介します。
WordHolic!:自分で単語帳を作る
「WordHolic!(ワードホリック)」は、自分専用の単語帳を作成できる勉強アプリです。単語カードには、単語ごとにコメントを入力する欄があります。このコメント欄に、類語や対義語、または関連のある画像をメモしておけば、機械的な暗記だけでなく、関係性のなかで暗記をすることもできます。
- 対応OS:
Android、iOS - 価格: 無料(アプリ内課金あり)
- 対象年齢: 3歳以上
- ランキング: Apple「教育」内15位
マナビミライ:苦手問題を繰り返し学習
「マナビミライ」は、苦手な問題だけを、効率よく暗記できる勉強アプリです。学習履歴が記録されており、正答率の低い問題のみを暗記カードやクイズなど、4つの学習モードで、繰り返し学習ができます。自分で問題を作ることもできます。
- 対応OS:
Android、iOS - 価格: 無料(アプリ内課金あり)
- 対象年齢: 4歳以上
高校生の勉強アプリ【脱・スマホ依存】
ここからは、高校生のスマホ依存に効果的な勉強アプリを紹介します。
フォーカス・プラント:100万DLを記録した集中力サポートアプリ
「フォーカス・プラント」は、ゲーム感覚で勉強に集中できる、100万ダウンロードを記録した大ヒット勉強アプリです。スマホをやめて集中するとき雨が降る仕組みで、植物を育てることができます。時間管理を促し、集中力をサポートをします。
- 対応OS:
Android、iOS - 価格: 無料(アプリ内課金あり)
- 対象年齢: 4歳以上
スマホをやめれば魚が育つ:ゲーム感覚で集中支援
「スマホをやめれば魚が育つ」は、植物の代わりに魚が育つ、集中力を支援するアプリです。あらかじめ集中したい時間を設定し、その時間内で魚がアイテムを集めます。そのアイテムを回収することで、魚を成長させたり、魚の種類を増やしたりすることができます
- 対応OS:
Android、iOS - 価格: 無料(アプリ内課金あり)
- 対象年齢: 4歳以上
- ランキング: Apple「仕事効率化」内47位
ICT教育を支援する教育用ゲームアプリKahoot!(カフート)とは?
ここからは、ノルウェー生まれの学習用プラットフォーム「Kahoot!(カフート)」を紹介します。
「Kahoot!」は世界200カ国18億人に活用されている勉強アプリです。
ICT教育の一貫として、オリジナルのクイズを作って、楽しみながら学びを深めることができます。Kahoot!:オリジナルクイズを出して学びを深める
「Kahoot!(カフート)」とは、ICT教育の先進国・ノルウェーで開発された勉強アプリです。2013年にサービスの提供が始まり、コロナ禍でオンライン授業の浸透により利用者も急増。2021年からは日本語対応がはじまり、国内でも注目を集めています。
「Kahoot!」最大の特徴は、オリジナルのクイズを簡単に作れる点にあります。
個人利用であれば、単純にクイズアプリとして楽しむことができます。学習目的で活用するのであれば、授業内容を◯✕や4択などのクイズ形式に変換して、クラス内でクイズ大会を催すことができます。生徒たちは出題されたクイズを楽しみながら、学びを深めることができるツールとして注目を集めています。
Kahoot!の対象は、小学生から成人まで
「Kahoot!」は、基本的に無料で利用できます。
有料プランにアップグレードすると、クイズの形式が増え、プレイする人数を増やすことができます。
対象者は小学生から成人まで幅広く、学校や職場、自宅など、どこでもクイズ大会を開催している体で、楽しく学びを続けることができます。
- 対応OS:
Android、iOS - 価格: 無料(アプリ内課金あり)
- 対象年齢: 4歳以上
- ランキング: Apple「仕事効率化」内32位
「Kahoot!」活用例:小テストの代わりにクイズ大会
「Kahoot!」の効果を感じられる活用事例として、復習に使うという方法があります。
授業の理解度を確認するために小テストを実施する代わりに、授業内容をクイズ形式にして出題すれば、テスト用紙を配付したり、採点したりといった集計の手間が不要になります。
「Kahoot!」なら、その場で解答がわかり、今後、授業で力を入れるべきポイントが明確になります。
生徒にとっても、たとえ同じ出題内容であったとしても、小テストトという言葉の響きには緊張を強いられますが、「クイズ」であればモチベーションも高まります。
まとめ
- 「スマ勉」とは:
高校生がスマートフォンのアプリを使って勉強すること - 「スマ勉」の割合:
2022年5月の調査では、高校生が勉強アプリを使うことが、ほぼ当たり前になっていること、一時志望の大学合格者のうち、100%近い生徒がスマホを学習に役立てていることが明確に。 - スマ勉のメリット:
- スキマ時間に取り組むことができる
- 繰り返し学ぶことができる
- テキスト以外の動的コンテンツが充実している
- 自分のペースで学習できる
- わからないことはすぐにネットで調べることができる
以上、高校生の勉強アプリをご紹介しました。
高校生のほぼ100%が勉強アプリを活用している現在、学校側としても、「Kahoot!」のようなツールを使ったICTの授業をスピード感をもって展開できると理想的です。
もし新しい授業を展開するにあたり、ICT端末の運用が足かせになっている場合は、教育ICT専用のヘルプデスクを設置するという方法もあります。
ヘルプデスクは、対面ではなく、メールや電話が基本となりますが、多岐にわたるICT業務について気軽に問い合わせできるのがメリットです。
KDCのヘルプデスクには、ICT支援員やシステムエンジニアなどプロフェッショナルが常勤しており、端末のトラブル対応からアプリの基本操作まで幅広く支援します。
たとえば、
- ログインできない
- 電源がつかない
- アプリの操作がわからない
という、ちょっとしたお困りごとから、
- 全校生徒分のアプリをインストールしたい
- OSの最新バージョンを全校一斉にアップデートしたい
- 起動しないアプリを点検して、再インストールしたい
といった教育の現場で大量に発生する業務にも対応しています。
KDCは「電話がつながるヘルプデスク」として、電話応答率が90%以上、簡単なお問い合わせであれば数分で解決へ導いてきた実績があります。
メールからのお問い合わせにも、受付時間内であれば、平均1時間以内というスピード感で応答します。
ICTのお困りごとは、ぜひ、KDCのヘルプデスクにご相談ください。
参照元
- 高校生の約半数が実践してる!スマ勉のメリット・デメリット(Webページ)
- 学びの楽しさ新発見!(Webページ)